紀南抄9月6日付

2018-9-5

 近畿地方を中心に甚大な被害をもたらした台風21号。関西の空の玄関口、関西国際空港も滑走路や空港施設が浸水。タンカーが連絡橋に衝突するなど想像だにしなかった事態に見舞われた。復旧のめどは立っておらず、長期化すれば、ここまで順調に推移していたこの地へのインバウンド客の減少も懸念される。
 新宮市熊野川町の総合開発センターに4日、お邪魔した。避難した人らは力を合わせ、「みんながいるから安心」と気丈に過ごしておられた。熊野川行政局の名古一志局長は「停電による避難者の体調が心配」と語っていた。不幸にもその不安は的中してしまう。昼ごろから午後7時ごろまでの間、同町は停電に見舞われた。刷り上がったばかりの本紙を避難所へお届けした。みなさんクーラーが止まった部屋にはおれず、「外へ出た方がマシ」とロビーに出てきて暑さをしのいでいた。
 5日も短時間だが停電。同町の診療所に居合わせた。血液検査ができないなどのトラブル。人命に関わる避難所や医療機関等には、公助として対策を講じてほしいと切に願う。

【茂】

社説

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