紀南抄9月2日付

2018-9-1

 祭りの後の侘しさよ。この地域の花火大会、盆踊り大会などの夏恒例の行事がほぼ終わった。過ぎ行く夏に別れを告げる季節がやってきた。とにかく暑かった夏。地域の人情も厚かった夏。児童や生徒はスポーツや勉学でも熱かった夏。この地の花火を初めて体験した夏でもあった。夜空を焦がす尺玉が大輪を咲かせ、迫力ある大音響と光の共演、閃光と音の響き、火薬の匂いは一生忘れない思い出として刻まれた。
 インバウンド客の目の付け所には舌を巻く。新幹線の迫力を間近で体験し、SNSなどで発信、瞬く間に観光の目玉になった。日本人にはない体感を発見するのが巧い。新宮市観光協会によると、8月からインバウンドが好調で、ヨーロッパ、特にスペインの観光客からは毎日のように問い合わせが相次ぎ、川舟やジェット船など体験型が好評であったという。
 新宮花火大会は恐らく日本で一番近い距離で花火を観覧することができるのではないか。あの迫力は、新幹線以上の体感。多くのインバウンド客に体験してもらえれば、観光の目玉になる可能性は大。 

【茂】

社説

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