紀南抄9月19日付

2018-9-18

 先月の台風20号で被災した田辺市本宮町の川湯地区。復旧作業が進み、一部の宿泊施設では営業を再開したところもあるが、作業に人手が足りず、この週末には泥出しボランティアを募る施設もあった。完全復旧はまだ遠い。
 先日、世耕弘成経済産業大臣(参議院議員)が被災地視察で和歌山県に入り、川湯地区も視察した。宿泊施設の経営者らは被災当時の状況を説明するとともに、今後の金融や雇用対策などについて大臣に要望していた。各施設で建物や備品類が大きな被害を受けた。営業できない間の従業員の雇用をどうするのかなど、問題は多い。国や県の支援で何とか被災前と同じ環境で営業できるよう、取り計らいをお願いしたい。
 大臣視察に同行した田辺市の真砂充敏市長は、冬の風物詩となる仙人風呂を12月初旬にはオープンできるよう目指し、復興のシンボルにしたいとの思いを語った。川底を掘ると温泉が湧き出るという仙人風呂は毎年人気で、知名度も全国区。確かに川湯復活をアピールするにあたり、これをシンボルにすれば大きな効果がありそうだ。

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社説

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