紀南抄9月12日付

2018-9-11

 紀伊半島南部や奈良県十津川村の一部の10市町村をエリアとする「南紀熊野ジオパーク」。この言葉は、今でこそ少しずつ聞かれるようになっているが、観光関係者など一部の人を除いて知らない人も多いのではないか。
 日本ジオパークネットワークのホームページによると、「南紀熊野ジオパーク」とは、プレートの沈み込みによって生まれた、異なる3つの地質体を見ることができる場所を指すらしい。南紀熊野の地域は、海溝に堆積した地層からなる「付加体」、その上に重なる「前弧海堆積体」、マグマからできた「火成岩体」が分布している。ジオパークの中で見られる自然スポットが「ジオサイト」で、新宮市内には「瀞八丁」や「小雲取越」など18か所のジオサイトが存在する。
 ジオパークの主な目的は、保護と活用。自然をアピールして観光客を呼び込み、地域活性化につなげるのが活用。一方、観光客が多く足を運ぶことによって、その場所の景観が損なわれる可能性もゼロではない。貴重な資源を保護するための活動も合わせて求められる。

【も】

社説

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