紀南抄9月12日付

2017-9-11

 暑さのピークが過ぎ、過ごしやすい日が訪れるまであと少しの辛抱か。今年の夏を振り返ると、やはり熱中症による死者が相次いだというニュースが印象的だ。仕事中、授業中、クラブ活動中などさまざまな場面で熱中症は起こり得る。毎年6〜9月の夏期に熱中症で救急搬送される人は4〜6万人に及び、そのうち2000人近くが重症となっている。搬送された人の半数近くが65歳以上というデータも出ている。いろいろな場所で熱中症予防の啓発活動や講演会などが展開されている。熱中症は、夏場だけでなく冬にも発症するおそれがある。自分や周囲の人がそうなってしまった場合に備えて、予防法や対処法など正しい知識を身に付けておきたい。
 車内に子どもを残して買い物に出かけ、戻ったら子どもが熱中症で死亡していた、というニュースもよく耳にする。乳幼児は体が小さいため暑さの影響を受けやすく、発汗機能や腎機能も未発達。アスファルトやコンクリートからの照り返し(輻射熱)には特に注意が必要。元気にしているか、体は熱くないか、大量に汗をかいていないかなどこまめにチェックし、水分補給をしてあげることが重要だ。「なってしまってからでは遅い」。そう肝に銘じたい。

【も】

社説

  1. editorial

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