紀南抄8月9日付

2017-8-8

 全国高校野球選手権大会が8日、阪神甲子園球場で開幕した。台風5号の影響で1日遅れたが、地区予選を勝ち抜いた49代表が深紅の大優勝旗を目指し、15日間の熱戦を展開する。
 和歌山代表は智辯和歌山、三重代表は津田学園。地元からの甲子園出場は昭和55年選抜大会の新宮高以来37年も遠ざかるが、今年は全国各地の強豪校でプレーする地元出身選手が多数、甲子園出場を決めた。例年甲子園大会は注目しているが、今年は一層楽しみだ。
 中学硬式野球チームが結成されて以降、この地域の野球のレベルは着実に上がっている。今年甲子園に出場する地元選手の多くがこの硬式チーム出身。彼らが進学先で活躍することによって、後輩たちへの門戸も広がっているようで、この流れは続くだろう。
 願わくは地元の高校から甲子園という思いはある。もし、彼らが同じ学校でプレーしていれば…。その一方で、親元を離れて生活しながら夢をつかんだ彼らの努力も相当なはず。甲子園出場が最終目標ではなく、その先を見据える選手もいる。選択肢は多いほうがいい。
 彼らの活躍によって、遠い存在だった甲子園を近く感じている地元の野球少年も多いのではないか。そうやって地元を活性化させてくれる彼らに感謝したい。

【F】

社説

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