紀南抄8月31日付

2018-8-30

 もうすぐ9月−。夏から秋へと移り変わり始める。暑さにうなだれているときは冬が恋しく、寒さに震えだすと暖かさが愛おしくなる.
 盆踊り行事が終わると季節の変わり目を感じる。時間の経過がいささか早すぎる気がするのは私だけだろうか。
 今年3月に閉園した三輪崎幼稚園。ある日、最後の卒園児たちを取材先で見掛けた。面影を残しながらも彼らは、数か月で力強く、頼もしく成長していた。なるほど…歳を重ねている自分に気づく。
 成長は子どものみの領分ではない。大人も成長することがわかった。先日、開催された市民大学で明治大学農学部の加納明彦准教授が運動や体のメンテナンスについて講演。「筋トレは何歳になっても継続すれば、効果は望める」と述べ、筋トレを行う90代男性の筋肉が太くなっている事例を紹介していた。
 時間をただ、無意味に「流す」のではなく、有意義に「流れる」ように持っていけば、得られるものは今より多いのではないか。1つ成長できた気がして笑みが浮かぶ。しかし、いまだに行動に移せていないため、成長は錯覚に終わる。

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