紀南抄8月11日付

2017-8-10

 議会の模擬体験を通して社会や郷土への関心を高めてもらうことなどを目的に、太地町や紀宝町が毎年行っている「子ども議会」。これに取り組んでいる自治体は150ほどある。先日、テレビである自治体で行われた子ども議会の様子を見て、子どもたちの都政や国政への発言内容に驚かされた。選挙での投票率が低い要因の一つに、若者の政治への関心の低さがあると思う。新宮市でも開催を検討してはどうか。
 今年、市役所新庁舎が完成し、議場には紀州材が使われている。子どもたちの社会勉強の場としてはうってつけだ。防災や子育て環境ほか山積する課題に対して、柔軟な発想が聞けるいい機会では。貴重な意見が出されたり、それがヒントになったりするかもしれない。
 新宮市では、今年6月から議会の様子がインターネットで生配信されるようになった。新しい議場で独特の空気を感じながら見るもよし、仕事や家事をしながらインターネットで見るのもいい。いま、自分たちの住んでいるまちを良くしようと、議員と市の幹部が議論している。傍聴したての頃、何を話しているかよく分からなかったが、理解できてくると面白い。若者を「政治に慣れさせる」機会作りが必要な時ではないだろうか。

【も】

社説

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