紀南抄8月10日付

2018-8-9

 大阪の友人が4時間かけて訪ねてきた。大阪から沖縄まで飛行機で2時間、東京まで新幹線で2時間半…それよりもこの地は遠いことになる。観光距離には物理的距離、経済的距離、時間的距離があり、いずれも個人や自治体レベルで解決するのは不可能。だが、心理的距離だけは短くすることができる。「親戚がいる」「友人がいる」というだけで心理的距離は縮まり、実際には遠くても近く感じるのだという。心理的距離の近い友人との語らいは楽しいものとなった。時の経つのも忘れ夢中で話した。忘れられない一言がある。「顔つきが変わった」「とても幸せそうだ」と言うのだ。在阪時はとても幸せとは思えない険しい顔をしていたそうだ。
 理由を考えてみる。紀宝町の福祉センターに毎日といっていいほど通っている。職員や利用者から「ここが職場だね」と声をかけていただく。中には「私この記者さんの専属モデルやねん」と言ってくださる人まで。なるほど、心理的距離を縮める達人が多くいる地だからだ。心豊かな交流が人を幸せにする。多謝。

【茂】

社説

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