紀南抄7月26日付

2018-7-25

 「今年の暑さは異常」―屋外で長年、仕事をする父の一言。私も先日、取材中に調子が悪くなった。炎天下の日差しが原因だろう。
 朦朧(もうろう)としているところ、体調を気づかってくれた方がおり、「自分は調子が悪い」と気づくことができた。この「気づき」が熱中症においても重要な役割を果たすはず。
 22日までの1週間、熱中症による死者が統計開始の2008年以来、過去最多になったという。行政はもちろん、地域や身近な家族、親類、友人間での手立てや取り組みが必要であろう。
 また、学校の体育館も注意せねばならない。冷暖房機能がない施設での長時間の運動や集会、催しは命を危険にさらしかねない。最低でも使用前からの空気の入れ替え、大型扇風機の導入や短時間使用にするなどは必須。
 予防を施した前提で、お金や時間、機材を必要とせず、誰もができる対策に前述の「気づき」が有効だと思われる。「あの人は大丈夫かな」「自分はどうだろうか」など、周囲や自分自身も含めて、異常に気づいてあげることで自他ともに危険回避の確率が高くなる。

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