紀南抄7月18日付

2018-7-17

 春頃から民家やコンビニなど、私たちの身近で一緒に生活していたツバメたちも、おおかた子育てを終え、自分たちの巣を離れたようだ。私の家の玄関に居たツバメも少し前に巣立ったが、今でもよく庭の上の電線にとまっている。時々3羽くらい、ぴったりと身を寄せ合って動かないことがあるが、いつも狭い巣の中でくっつき合っていた習慣だろうか。
 ツバメたちは、冬の間はフィリピンやマレー半島など暖かい地域で暮らしていて、春になり餌となる虫たちが増え始める頃に、日本に来て子育てを行うそうだ。よく玄関などに巣を作るのは、外敵と戦うのが苦手な彼らが、カラスなどが寄り付かない人通りの多い場所を好むから。人が多くにぎやかで、日当たりや風通しの良い環境を選んで巣を作ることから、ツバメが来る家は昔から縁起が良いとされている。
 ヒナたちは巣立った後も、しばらく集団生活で餌の取り方などを練習し、寒くなる秋頃に南の国へ旅立つそう。フンの始末などやっかいな部分も確かにあるが、また来年も元気に戻ってきてくれたらと思う。

【T】

社説

  1. editorial-5-300x220

新聞広告ガイド

名刺印刷承り中

ページ上部へ戻る