紀南抄6月12日付

2018-6-11

 子どもの貧困をなくすために活動する大阪子どもの貧困アクションクラブでアウトリーチのボランティアをしていた時期があった。代表の徳丸ゆき子さんに「問題解決のためにどうすればいいのか」と質問。「小学校校区、理想を言えばもっと小さな地域で、子どもたちと一緒にご飯を食べる場を提供してあげて」。
 自らも虐待を受けた経験があり、兄の死を契機に虐待経験を語り、虐待防止のための講演活動を続ける島田妙子さんにも同じ質問。「小さな小さな地域の力を発揮してほしい」。
 「大」ではなく「小」であるというのだ。問題解決のためには活動を大きくしていく必要が…と思っていた。しかし、その「小」の意味が理解できていないままでいた。
 この地に来てその疑問は氷解した。新宮市社会福祉協議会熊野川ステーションや紀宝町社会福祉協議会が実施しているサロンは、小さな地区の場である。お互いの顔が見える。すぐに駆け付けられるなど。どれも「大」であってはできない。草の根活動に奮闘する社協職員に心からエールを送りたい。

【茂】

社説

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