紀南抄5月15日付

2018-5-14

 新宮市社会福祉協議会・熊野川ステーションが、実施する地域の「ふれあいいきいきサロン」によくお邪魔する。地区ごとによってその月の行事は異なるが、ピクニックであったり、室内ボウリングやグラウンドゴルフ、ウミガメの見学だったりと利用者を飽きさせない趣向が凝らされている。
 どの地区でも共通して目の当たりにするのが、笑いである。とにかくよく笑う。どうしてこれほど笑えるのか?大切なことを発見した「仲間」の存在だ。「みんなに会えるのが楽しみ」と利用者は口をそろえる。
 釈迦の十大弟子の一人アーナンダが「師よ。仏法を学び、そして共に仏の道を歩む。このような善き友がいるということは、修行の既に半ばを達成できたに等しいと私は思うのですが、いかがでしょうか」、「アーナンダよ、違う。善き友とともにあることは、この聖なる道の半分どころか、全てなのだ」と釈迦は答えている。
 自立した個人が社会を支え合う社会がここにある。「孤立」も「孤独」もない。この地の人々が模範の人生を教えてくれている。

【茂】

社説

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