紀南抄4月8日付

2016-4-7

 春の全国交通安全運動が始まり、15日まで各地で啓発行事や安全教室などが展開される。また、期間中は各警察署による取り締まりや街頭活動が強化されることから、ドライバーは一層気を引き締めてハンドルを握らなければならない。
 重点目標の一つにある「飲酒運転の根絶」。もう長年にわたって叫ばれている言葉だが、全国的に見ると、このところ飲酒運転による痛ましい事故が増えているように思う。先日も東京都内でパトカーの追跡を受けていた飲酒運転の男が運転する車が赤信号で交差点に入り、通りかかったタクシーに衝突、タクシー運転手の男性が死亡する事故があった。男性の関係者は「これは交通事故ではない。殺人だ」と話していたが、まさにその通りだ。
 日常生活に欠かすことのできない車だが、ルールを守らなければたちまち凶器にかわる。当方も長距離運転などで疲れが出ると早めに休憩をとるように心掛けている。過信や慢心も事故につながってしまうことを忘れてはいけない。
 マナーを守ることも大切。マナーにはいろいろな意味があると思うが、相手を思いやる運転も一つ。譲り合い、「お先にどうぞ」の精神がゆとりのある運転につながり、交通事故の確率を少しでも減らすことができるのではないかと思う。

【F】

社説

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