紀南抄4月17日付

2018-4-16

 インドネシアの国際交流員が那智勝浦町立勝浦小学校で、国際交流授業を行った際に取材した。授業が始まる前は一人の生徒もインドネシアのことを知らなかったが、インドネシアのことを知るにつれ、生徒たちの顔は見る見る笑顔にあふれ、全員が将来インドネシアに行ってみたいと夢を膨らませていた。授業は大人の私が夢中になってしまうほど、楽しく魅力あるものだった。
 生徒一人一人に自立心があることに驚いた。この地は海とは切り離せない暮らしをしている。「海の文化」は非常に自立的で活動的かつ進歩的で開放的だという話を聞いた。だからなのだろう、「子どもは地域の宝」と質の高い教育をし、地域が熱心に見守り、支援を惜しまない。
 宝は常に大切に扱い、磨き続けていないと汚れてしまう。この地の人々はその努力を怠らない。
 将来この生徒たち一人一人が平和大使となってインドネシア、世界中の国々との友好の橋を架けてくれるのではないかと想像するだけで、無性にうれしくなる。子どもを大切にするこの地の人々もまた宝の存在である。

【茂】

社説

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