紀南抄4月12日付

2019-4-11

 熊野本宮大社の例大祭が13日〜15日の日程で斎行される。5月1日の改元を控え、平成としては最後の例大祭。加えて今年は世界遺産登録15周年を迎える。昨年は同大社の御創建二千五十年の記念の年だったことから、2年続けて「節目」と言える。
 同大社の例大祭は何度も取材させてもらったが、年々にぎわいが増大しているように感じる。気候的にも穏やかで、祭典奉仕者と参拝者双方が一体となって楽しむ様子が伝わってくる。
 初日は和歌山県無形民俗文化財の湯登神事で幕を開け、稚児役の幼児らが肩車されて大日越。最終日の15日は本殿祭に続き渡御祭が行われるが、地元の子どもたちが神輿担ぎで多数参加。法被姿で勇ましく掛け声を上げながら大社から旧社地・大斎原を目指す。また、主に小学校高学年と中学生による神楽「大和舞」と「巫女舞」の奉納も見どころ。子どもらは本番に向けて練習を重ねてきた。
 幼少期から地元の祭りに参加した記憶は成長しても忘れないだろう。同大社の例大祭は伝統芸能を後世に継承していくための一つのモデルになっている。

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