紀南抄3月13日付

2018-3-12

 平成29年度に卒業した高校生(全日制)は、西暦2000年に生まれた「ミレニアムベイビー」と呼ばれ、18歳選挙権を得た初めての世代だ。10年、100年ではなく「1000年に一度」の逸材が多数出てくれることを期待している。
 今年は御浜町長選挙、熊野市議会議員選挙がある。彼らの多くが就職や進学で地元を離れるが、仕事や学校などで住民票を残したまま市町外に住んでいる人は、事前の手続きをすることで「不在者投票」をすることができる。地元の選挙に参加できることを忘れないでもらいたい。
 先日の紀宝町立矢渕中学校の卒業式での一幕にとても感銘を受けた。本誠一校長が式辞で、本年度をもって定年退職を迎えるとし、卒業生に「私もあなた方とともに卒業します」と話した。この言葉を聞いた時、卒業するのは生徒だけでなく、教職員も含まれる場合があることを学んだ。本校長は、卒業生と同じ3年前に同校に赴任し、同じ時間を彼らと過ごし、成長を見守った。一人一人に卒業証書を手渡していた時、たくましく成長した彼らの表情に、幼さの見えた入学当時の面影はもう見えなかったのではないだろうか。卒業式の場に飾られるスイートピーの花言葉は「旅立ち」。美しく咲き、巣立つ全員を見送っていた。

【も】

社説

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