紀南抄2月9日付

2018-2-8

 熊野市紀和町の小船地区で24日、毎年恒例の「小船梅まつり」が開催されるが、祭りは今年で最後になるという。同地区の住民に聞くと、新宅次郎区長をはじめ、祭りを運営している人たちの高齢化などが要因だという。当地方唯一の「梅見イベント」がなくなってしまうことに一抹の寂しさは隠せない。
 会場に向かう途中に起こったハプニングがある。2年前、新宅区長らから話を聞いた帰りの出来事。道路の真ん中にシカが立っており道をふさいでいる。クラクションを鳴らしたり、ヘッドライトを「ハイビーム」にしたりしても知らんぷり。下手に近づこうものなら、体当たりしてくるかもしれない。結局、シカがいなくなるまで10分ほど立ち往生させられた。
 シカに限らず、人や車に慣れた動物はなかなか逃げようとせず、人慣れした獣による農作物の被害は全国的に深刻だ。野生鳥獣から農作物を守るため、和歌山県は対策パンフレットを製作。被害減少へ「集落の環境整備」「加害個体の捕獲」「農作物の防護」を掲げている。しかし、農業従事者も高齢化が進んでおり、定まった方針通りに全員がうまく立ち回れるとは限らない。行政が決めた方針を達成するためには、行政の手厚いサポートが必要だ。

【も】

社説

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