紀南抄2月8日付

2017-2-7

 那智勝浦町の新クリーンセンター建設は、議会多数派の意向で現時点では単独で設置・運営するという方針となった。昨秋以降、1市2町でという話があったが、議会自らその枠組みを断念した形。今後は、いかに安く整備・運営するかが議論になる。
 ごみ処理は一番身近な行政問題の一つだが、ただ「集めて、処理する」というものではない。まずはごみの集め方。収集は週に何度するのか、資源になるごみの出し方はどうか。集積場を作るのか玄関前に出せばいいのか。住民が便利なようにするのが一番だろうが、自分や家族の事情によって何が便利かは異なる。
 先に指摘した分別やごみの出し方に合わせて必要な焼却炉の規模や性能が変わってくるので一度「単独で」ということになると、途中で他の自治体と連携するのは、きわめて難しくなる。
 那智勝浦町の話ではないが、ごみ処理施設の新設について「最低でも5年前に準備を始めたい」という話を、どこかで聞いたか、何かで読んだか。今回はまとまらなかったが、焼却場の耐用年数に合わせて将来、同じ問題が発生する。ごみ処理に限らず、今はそれぞれの市町村でやっている事業を、広域でやろうという話も出てくるだろう。住民のためになる議論をし、決断を行ってほしい。

【ま】

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