紀南抄2月24日付

2018-2-23

 熊野市紀和町、北山川沿いの集落・小船地区。現在、この集落で暮らすのは6世帯11人。毎年2月に開かれる「小船梅まつり」といえば、早春の風物詩としてこの地域で定着しているが、そのまつりが24日(土)に開かれる第32回をもって終了する。集落の過疎・高齢化により準備・運営作業を今後維持するのが難しいという判断。また、昨年3月に地区内で発生したキャンプ客の失火による火災も恐怖心という部分でまつり継続を断念する一つのきっかけになった。
 平成23年の紀伊半島大水害では、住宅の大半が浸水被害を受け、集落存続の危機に立たされたが、学生ボランティアらとの出会いによって再び活力を見いだすことができた。今年は寒さの影響で梅の開花が例年より2週間程度遅く、3分咲き程度だが、まつり当日は大勢の人でにぎわうだろう。
 取材でお世話になったのはもちろん、咲き誇る梅林のもと、何度も宴を楽しませてもらった。そのまつりがなくなるのは残念だが、これまでの長きにわたり規模の大きなまつりを開催し続けてくれたことに敬意と感謝の気持ちでいっぱい。集落を守るために梅の栽培と景観保護に力の続く限り頑張っていく(区長)とのことなので、これからも紙面を通して応援していきたい。

【F】

社説

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