紀南抄2月13日付

2019-2-12

 昨年、紀伊半島南部に自生している桜が、約100年ぶりの新種「クマノザクラ」として発表され注目を集めた。「ソメイヨシノ」に比べ、赤みが少し強く、咲く時期も早いのが特徴。
 古座川町での現地説明会で研究者が懸念材料として挙げたのが、ソメイヨシノなど植栽の桜による遺伝子汚染の恐れ。手入れが行き届かない山中などに植栽する場合に考えられるとし、将来的にはこの地域のソメイヨシノをクマノザクラに変えていくことで遺伝子汚染はなくなると見解。課題として、行政などがクマノザクラの特徴を周知し、地元住民が正しく理解することが大切になると訴えた。
 毎年春に紀宝町内で植樹活動を行っている「NPO法人・熊野さくらの会」は、今年初めてクマノザクラを植樹した。代表者は「これまでに50種類ぐらいのサクラを植えてきたが、新種のクマノザクラが発見されたことから、今後はクマノザクラを大切にし、植樹していきたい。クマノザクラの里としてPRしていければ」と話していた。こうした取り組みを通し、まずは地元住民に浸透していくことを願う。

【F】

新聞広告ガイド

名刺印刷承り中

ページ上部へ戻る