紀南抄12月6日付

2017-12-5

 ここ数年でよく耳にするようになった「カメラ女子」という言葉。お気に入りのカメラを構えた女性があちこちの観光地で見られる。デジタル一眼レフ、コンパクトデジタルカメラのほか、近年はスマートフォンに内蔵されているカメラも高性能だ。デジカメ全盛期な中、フィルム撮影がこだわりだというカメラ女子もいるほどだ。
 先日、カメラ女子の先駆者である写真家・山本まりこさんによる、熊野三山などを舞台にしたフォトツアーの様子を取材した。参加者は、都市部を中心に20人。多様なカメラを持ち、風景や人物撮影を楽しんでいた。数十万円は下らない逸品を持った参加者もおり、こだわり具合がうかがえた。那智勝浦町の熊野古道・大門坂を訪れた一行は、平安衣装に身を包み、互いに撮影し合ったり、木々の間から差し込む光を意識しながら景色を写したり。他の観光客から見た私の姿は、撮影に勤しむ平安衣装の女性を撮影している不審な男に見えたかもしれない。
 写真は、当時の映像を「記録」し、当時の「記憶」を思い起こすことができる。観光名所だけでなく、カメラ愛好家の食指が動くような「写真撮影にピッタリな場所がたくさんある」ことをアピールすると、間口が広がるのではないだろうか。

【も】

社説

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