紀南抄12月27日付

2018-12-26

 平成最後の年末も残すところわずかとなった。来年5月から元号が変わり、新しい時代が到来する。熊野本宮大社の「一文字揮毫(きごう)」で九鬼家隆宮司は『刻』の字を書き上げ納めた。「来年は日本にとって変換の年であり、船出を刻むことになる」と語った。
 熊野速玉大社で「天長祭」が営まれ、上野顯宮司は「私たちが国民としてできることは、新日本の国づくりに貢献すること」と訴えていた。
 天皇陛下は23日、85歳を迎えられた。記者会見で、この一年を振り返り、「例年にも増して多かった災害のことは忘れられない」とし、「被害を受けた人々が一日も早く元の生活を取り戻せるように願っています」と語られた。一言一言の重みを感じながら特に印象に残ったのが「平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに、心から安堵(ど)しています」とのお言葉に、次代の日本が目指すべき道が包含されているのではと感じた。新元号でも「平和」に始まり「平和」で終えることが、刻み続けることであり、国づくりに貢献することにほかならない。

【茂】

新聞広告ガイド

名刺印刷承り中

ページ上部へ戻る