紀南抄12月21日付

2018-12-20

 「筏師の道」の日本文化遺産登録を目指す、「筏師の道を守る会」(平野皓大会長)の発足式に光栄にも立ち会うことができた。会員らは人が通らなくなった筏師の道を登坂しながら、小枝を払い、行く手を阻む不要なものを削り、道の保全と整備に汗を流した。途中まで同行し、荒れた急峻なトレイルを一歩一歩踏みしめるたび、社会人山岳会に所属し、山々を登った記憶が蘇ってきた。
 登山は重量との闘い。グラム単位でギアの重量を削る。軽量化をすればするほど、高額化してしまうが、重いと体力も削がれ、遭難に直結するだけに悩ましい。一度、ウイスキーの瓶をそのままザックに忍ばせ、注意を受けたことも懐かしい思い出だ。
 記事は字数との闘い。読者により分かりやすく読んでいただくため、不要な字を削る。例えば「新宮市」と一度書けば、以降は「同市」や「市」と一文字、二文字を削りスリムな文章に仕上げることを心がける。
 年末を迎え、各家庭では大掃除に大わらわであろう。不用品を削り、家と暮らしの整備で新年を晴れやかに迎えたい。

【茂】

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