紀南抄12月13日付

2018-12-12

 『新宮ってこんな街なんやで』という新宮熊野の歴史を学べる絵本を、市民の有志で構成される「くまの地域絵本つくりの会」(平見靖子代表)がこのほど完成させた。平見代表が営むゲストハウスに台湾の女性観光客が、この地を丹念に調べて訪れていたことを知り、生まれ育った新宮のことを何も知らない自分が恥ずかしくなり、「こんな大人にならないように」と絵本作りのきっかけを自虐的に話していた。ハッとさせられた。
 早速、寄付をし贈呈していただいた。A4版で82ページの重厚な仕上がりとなっている。ページをめくると芸術家の平野薫禮(ぐれ)さんが描いた温かなタッチの絵が目に飛び込んでくる。新宮の方言も大切にして欲しいと文章を担当した会員の玉置ひとみさんが言うように「どいらいねぇ」など、親しみのある文に笑みがこぼれる。「読み聞かせは必ず記憶に残る」と平見代表。親子がともに学び合えるのもいい。一気に読了してしまい、市内3社の世界遺産の歴史を楽しく学習することができた。労作に感謝をささげたい。

【茂】

社説

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