紀南抄11月27日付

2018-11-26

 和歌山県立新宮高校の平成30年度同窓会総会の記念講演会にお邪魔した。元プロ野球選手で第37回卒の山崎慎太郎さんが講話。プロ志望ではなかったにも関わらず、ドラフト3位で指名を受け、当時の近鉄バファローズに入団。2年目にアメリカルーキーリーグの野球留学を経て、プロ野球界の厳しさを感じ、3年目に1軍入りを目指して奮闘。「1軍に行けば待遇が変わる。洗濯も自分でしなくていい。上に行かなあかん」と強く決意したと話した。1987年に仰木彬監督(故人)が就任すると山崎さんにチャンスが巡ってくる。プロの世界で活躍し、お金を稼ぐためには実力だけではなく、「運が8割ぐらい必要」とし、チャンスをつかむのは実力ではない部分と強調していた。
 イタリアのカターニア大学が最近発表した論文では、40年のキャリアをシミュレーションした追跡の結果、成功には自身の力もある程度影響するものの、運の果たす役割が非常に大きいことを示した。成功とは、個人の才能だけではない多くの要素によって決まるものなのだ。

【茂】

社説

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