紀南抄11月27日付

2016-11-26

 記事作成の際、使用する漢字の表記で迷うことがある。「はかる」「おさめる・おさまる」「おくる」「つとめる」など異字同訓の言葉だ。何度も使用して覚えているつもりでも不安になり、記者ハンドブックで確認するようにしている。
 「はかる」について例を挙げてみたい。タイミングを計る、計り知れない、解決を図る、便宜を図る、推し量る、体重を量る、距離を測る、度合いを測る、悪事を謀る、審議会に諮る―。続いて「おさめる・おさまる」。怒りを収める、勝利を収める、仕事納め、税金を納める、痛みが治まる、暴動を治める、学業を修める、身を修める。さらに使い分けに注意が必要なのが、写真・ビデオに収める(撮る)、写真・ビデオに納まる(撮られる)―。ハンドブックには「使い分けに迷う場合は平仮名書き」という記述もある。
 原則ハンドブックの表記に従って作成しているが、正直違和感のある表記も。「からあげ」の漢字表記はこれまで固有名詞を除いて「空揚げ」で統一していた。しかし、飲食店やスーパーの表記は大抵「唐揚げ」。今年3月の改訂版(第13版)で「唐揚げ・から揚げ」に変更された。「メード」が「メイド」に変わったことも合わせて読者の感覚に近づいたと喜んでいるのは当方だけか。

【F】

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