紀南抄10月7日付

2016-10-6

 大型の台風18号は5日午後9時ごろ、佐渡沖(日本海)で温帯低気圧に変わった。「今年は台風が来ていない」と話題になっていたが、7月3日に1号が観測されて以降、この3か月あまりで19の台風が発生している。今年同様、7月まで台風がなかったのは平成10年にまでさかのぼる。この年、観測された台風は16。今年はたった3か月で上回ってしまった。
 気象庁によると、今年の18の台風のうち、日本に上陸したのは速報値で7つ。気象庁が定める「日本に上陸した台風」には定義があり、台風の中心が北海道、本州、四国、九州の海岸線に達した場合を指している。小さい島や半島を横切り、短時間で再び海に出る場合は「通過」と位置付けている。
 台風が発生したものの、平成20年(年間発生数22)、平成12年(年間発生数23)、昭和61年(年間発生数29)、昭和59年(年間発生数27)など日本に上陸しなかった年もある。平成23年9月、紀伊半島大水害が発生したこの年は、21の台風が観測され、3つが日本に上陸した。
 統計上、これから冬にかけて台風の発生は緩やかになり、日本に上陸することはほとんどない。しかし、今年のように発生していなかった台風が急激に発生し、日本に上陸するようなことが起こる可能性は捨ててはいけない。

【も】

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