紀南抄10月23日付

2016-10-22

 先日、カメラの講習を受講する機会があった。講師はその道のプロの2人。技術や心構えなどの講義内容で抱えていた疑問などが払拭(ふっしょく)され、良い学びの時間を過ごさせていただいた。
 中でも印象に残ったのは基本の大切さ。カメラの構え方を改めて習った。やはり、ブレを抑える大切な土台。構え方に注意し取材に精を出したい。
 何事においても「基本」。学生時代に打ち込んでいたボクシングでは最初は左(ジャブ)を3か月ひたすら打ち続けることを命じられた。左腕は常に筋肉痛。入浴時の洗髪が苦痛で仕方なかった。先輩や顧問は「左を制する者は世界を制する」と口をそろえていた。
 ひたすら繰り返すことが「しごき」に思え、途中で同じ動作に飽き、ストレートやフックなどを行う者も多かった。私は先輩たちの言う通り、左を打ち続けた(顔も実力も怖い先輩たちに恐怖していたため)。そして迎えた初の練習試合。基本に真剣に取り組まなかった同期との対戦で面白いように私の左が当り、左…基本の重要性が理解できた。
 あれから重ねた膨大な時間。現在の自身は当時の基本すらこなせない体と体力になっている。今の私を見て当時の私はどう思うのだろうか。おそらく「ひたすら左を打て」と言われるに違いない。

【前】

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