紀南抄10月19日付

2018-10-18

 今年1月に決まった、新宮市11人目の名誉市民・大石誠之助。大石を名誉市民にする流れは戦後にはじまり、実現するまでには長い道のりがあった。
 昭和57年に『大石誠之助全集』の出版記念講演が新宮市で行われ、そこで当時の市長・瀬古潔氏が大石の復権を誓った。平成13年8月に「『大逆事件』の犠牲者を顕彰する会」が設立し、大石の名誉回復の決議を求める陳情書を市議会に提出。その翌月、当時の佐藤春陽市長の提案で、大石ら6人の名誉回復を顕彰することが市議会の満場一致を得て決議された。平成22年の12月議会で、「名誉市民を議員の提案で選定できるようにする条例改正案」が出されたが、この時は反対多数で否決された。その後もさまざまな議員から大石を推挙するよう提案され、制度改正案も可決される中、昨年の12月議会に大石を名誉市民に推す議案が提出され、賛成多数で可決された。
 同市の名誉市民は、大石のほか、佐藤春夫、東くめ、世耕弘一、西村伊作、中上健次などそうそうたる顔ぶれが並ぶ。12人目の名誉市民は誰になるだろうか。

【も】

社説

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