紀南抄10月17日付

2018-10-16

 「このような列車の使い方ができるということがあらためて分かった」。JR西日本和歌山支社長の言葉。過日、JR西のサロンカー「なにわ号」による企画旅行が行われ、京阪神方面から80人のツアー客が当地を列車で訪れた。紀伊勝浦駅や串本駅などで30〜60分停車し、乗客は駅改札を出て地元自治体や観光協会などによる歓迎やもてなしを受けた。紀伊勝浦駅では、各地の名産品をふるまい、笑顔で舌鼓を打っていた。
 JR西にとっては列車の利用客を増やそうという狙いがある。一方、地元自治体からすれば本来、通過されるはずの観光客に少しの時間とはいえ滞在してもらえる機会となった。
 近江商人の「三方よし」の言葉を思い出した。売り手(JR)、買い手(乗客)、世間(地元)それぞれにメリットが生まれる企画。那智勝浦町観光協会長も「第2回、3回と続けてほしい」と期待を込めた。
 観光とは、いかにしてリピーターを増やすかどうか。次回はもっと時間をかけて観光地を巡ってくれるかもしれない。短時間で好印象を与える方法を模索しておく必要がある。

【F】

社説

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