紀南抄10月15日付

2016-10-14

 高齢者を言葉巧みにだまし送金させる特殊詐欺事件。あらゆる場面、方法で啓発しているものの、被害はなくならない。和歌山県内でも先日、被害事案が発生した。
 警察によると、被害に遭ったのは上富田町在住の80歳代女性で、約389万円をだまし取られた。今年2月以降、女性宅に災害支援機構を名乗る男らから再三電話があり、男らは女性が詐欺行為をしているかのように思い込ませ、7月下旬ごろ、「災害支援機構の会員になれば助けられる。最低388万8000円が必要」などと現金を送るよう指示。女性は8月、指示通りに小包で現金を送付したが、今月に入って電話連絡がなくなったことを不審に思い、警察に届け出た。
 新宮署管内でも詐欺未遂事案があった。一人暮らしの女性宅に、男から身に覚えのない商品の購入代金を支払えとの電話がかかってきた。女性は「身に覚えがないので払わない」と伝えたところ、「キャンセル代金等を支払え。今から家に行く」と言われた。
 警察は、高額な現金を取り扱う際は必ず誰かに相談し、少しでも不安があれば最寄りの警察署や警察相談窓口電話「#9110」に相談するよう呼び掛けている。自己防衛と合わせ、家族など周囲の気配りで被害を防がなくてはならない。

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