紀南抄10月12日付

2017-10-11

 衆院選が始まった。市議会や町議会の選挙だと、ひっきりなしに街宣車が通り名前を連呼して騒がしい。有権者が多い場所に行くのは仕組みからして当然で、国政や知事選挙では、候補者が紀南入りするのは1度か2度。
 和歌山3区は自民党幹事長の二階氏が12回目の当選を目指す。対するは同じ御坊で長らく市議を務めていた共産党新人の楠本氏。三重県は選挙区が1つ減って、東紀州地域は4区となった。当選5回の自民党前職の三ツ矢氏と、共産党新人の谷中氏、希望の党公認となった藤田氏の3氏による争い。
 和歌山3区も三重4区も、海岸部、山間部を抱えたいわゆる田舎で、人口が少ない裏返しで選挙区が広大。少子高齢化、産業の低迷と、日本の田舎に共通した課題を抱えている。定数配分の関係で、どうしても議論が都市型になる(これは市町村レベルでも同じ)。だが、田舎の課題解決こそが、持続可能な日本社会の発展につながると思う。
 地域に住む人間は都市部に用があるが、都市部の人は周辺部にあまり行く機会がないと思われる。国会議員はじめ、数の多い都市部在住の都道府県会議員はぜひ、年に1度か2度でもいいので田舎を訪れ、都市と地方をつなぐ政策を考え出してもらいたい。

【ま】

社説

  1. editorial

新聞広告ガイド

印刷各種承り中

ページ上部へ戻る