紀南抄10月11日付

2017-10-10

 先日、太地町であった仁坂吉伸知事の県政報告会を取材し、県が行うさまざまな取り組みを聞いた。観光面の起爆剤として注目が集まる「IR誘致」。これはカジノだけでなく、劇場などの文化施設、展示場、アミューズメント施設、レストラン、ショッピングモール、ホテルなどの施設が集まった複合的な集客施設を指す。第一候補地は和歌山マリーナシティ。誘客に伴うメリットとして、雇用創出、経済波及、観光振興などが挙げられた。
 仮に複合施設が完成した場合、カジノについては当面の間、外国人しか利用できないようにするそうだが、日本人が隠れてカジノを利用したり、ギャンブルに負けた外国人が強盗したりするなど、期待が高まる一方、「犯罪」という懸念材料は必ずつきまとってくる。これには警察との協力が必須になる。警察としては、日ごろの業務に加え、さらに大型複合施設の警備、監視という業務が加わってくる。民間の警備会社にも協力を依頼することもあるだろう。成功するかどうかの鍵は、官民一体となった徹底した安全対策が求められる。将来、紀伊半島を一周する高速道路が完成し、日本人もカジノで遊べる日がやってきたら、私も一攫千金のチャンスを夢見て和歌山市まで足を運ぼうと思う。

【も】

社説

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