紀南抄1月18日付

2019-1-17

 正月号で移住者(I・Uターン)の特集を担当。この地に移住した人々の話は、とてもドラマチックで、一人一人の体験は1冊の本になるのではと思わせるほどで、魅了された。
 アメリカアリゾナ州から太地町に移住したジェイ・アラバスターさん。祖母はナチスの恐怖から命からがら逃れ日本へ。「確証はないが、杉原千畝さんの『命のビザ』で日本へ行くことができたのかも、今となっては確かめようもない…」と肩を落とした。祖母の遺言により日本との縁が深くなる。小中高校、大学と学生時代を通して来日。就職も日本へ滞在できるIT企業を選んだ。その後、AP通信の記者に。シーシェパードが大挙して押し寄せた太地町の取材の際、上司から「危険と思えば、逃げていい」と言われ「なぜ、平和な日本の取材で逃げることが必要なのか」と驚いたという。この取材が契機となり太地町に移住。
 取材後、日本が国際捕鯨委員会脱退とのニュースが全国を駆け巡る。「捕鯨に関して日本は冷静な情報発信が大切」とのアラバスターさんの言葉が重みを増す。

【茂】

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