「がんばって」と声援
アイガモを田んぼに放す
三輪崎幼 白梅保

photo[2] 新宮市佐野の前田治さん方で17日、市立三輪崎幼稚園の園児6人と私立白梅保育園の園児24人が30羽のアイガモのヒナを20アールの田んぼに放す体験をした。放されたアイガモが元気に田の虫や草を食べる姿に園児たちは声援を送っていた。
 前田さんは「優しく上と下から持って、自分がいるところから放してあげてください」と説明。園児たちは、受け取った生後20日目のヒナを抱き上げた。合図とともに放されたアイガモはかたまって、元気いっぱい虫を取り、田んぼを泳いでいた。その姿を見た園児たちは「頑張って!」などと一生懸命に声を掛けていた。
 アイガモは自分の背丈より高い草は食べない習性があり、稲以外の雑草や虫を食べる。苗の間で泳ぎ回り、泥とアイガモのふんが混ざり、稲の成長を促す効果があるという。
 前田さんは「体験を通して、生き物の大切さや温もりをわかってもらいたい。そして、アイガモたちが頑張ってくれた田んぼから米ができることを学んでもらえたら」と語った。
 放鳥を手伝った前田さんの弟で同区長の前田道春さんは「アイガモは好き嫌いなく、なんでも食べる。いつでもその姿を見に来てください」と話した。最後に園児一同は「ありがとうございました」と感謝を述べた。
 本年度で閉園する三輪崎幼稚園にとって、体験は今回で最後となる。同園の園児は群れからはぐれたアイガモを心配し、「こっちにおいで」と皆で呼び掛けていた。尾﨑いづみ園長は体験について、「これまでも毎年、命の大切さを学ばせていただいた。また、同時に地域の人たちとの交流も子どもたちにとってすごく大きい。最後というのが残念」と語った。
 前田さん方では20年近く地域の子どもたちにアイガモを放す機会を提供しており、「始めた当初に参加した子が大人になって、自分の子どもを連れてアイガモの姿を見に来ることがある」と笑顔で話した。

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