中世〜近代の遺構を紹介
埋め戻し前に現状説明
文複施設予定地

photo[4] 新宮市文化複合施設の建設予定地である旧丹鶴小学校で20日、新宮遺跡群の保存と活用を願う会、新宮観光協会による遺跡・遺構に関する発掘調査現地説明会が行われた。観光協会の会員や一般市民ら約60人が訪れ、新宮市文化振興課の学芸員・小林高太さんから試掘調査の現状の説明を受けた。
 敷地内で行われている調査で、これまでに鎌倉〜室町、江戸時代の石垣などの遺構が出土しおり、それらが歴史・学術上、価値が高いものであることが確認されている。今回の説明会では、敷地の西側(船町側)を中心に、調査中の区で見つかった近現代の遺構について紹介。
 中世の石組地下式倉庫跡や近代のものとみられる井戸、江戸時代の道路側溝の跡などが見つかっている。敷地東側の小学校のプールがあった場所では、鎌倉〜室町時代のものとみられる方形竪穴建物の跡(3基)が確認された。
 調査区内で見つかっているものの中には状態の良いものもあることから、小林さんは「場所によっては建物が復元できる可能性もあるのでは」と解説した。参加者からの「過去に発生した津波の痕跡は」という質問に、小林さんは「現在、掘っている場所では見つかっていない」と答えた。
 同課によると、試掘調査は5月末をめどに終了し、一旦平地に戻す。その後、施設配置など設計見直し業務を経て、残せるもの(遺構)は可能な限り残したいという考えのもと、県の文化遺産課と協議する。本格的な調査は秋以降に予定しているという。

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