弘法大師の遺徳しのぶ
阿弥陀寺で御影供法要

photo[3] 那智勝浦町南平野の妙法山阿弥陀寺で20、21日、弘法大師空海の遺徳をしのび、先祖代々供養などを祈願する「御影供(みえく)」が営まれ、近隣から多くの参拝者が訪れた。
 同寺は、空海が高野山を開基する前年(815年)に妙法山で修行し、その際に山腹にお堂を建て阿弥陀如来を本尊として祀(まつ)ったのが始まりとされており、空海の命日である4月21日にその遺徳をしんで御影供を営んでいる。
 20日夜には、境内にある大師堂で弘法大師御尊御開帳法要が行われ、約50人の信者らが参加した。護摩が焚かれるなか、御詠歌講の詠歌に続いて谷宏之住職らが読経。参拝者らが車座になり約10メートルの巨大な数珠2本を両手にくぐらせて回した。この数珠回しは、何度も回すことで功徳を積むとされている。
 21日には、本堂で午前9時から先祖代々総供養の法要と「お髪あげ」が営まれた。お髪あげは、平安時代に熊野詣が盛んに行われ始めたころからの風習で、参拝者が自らの頭髪を収めて、来世での極楽往生を願ったのがはじまりとされている。阿弥陀寺では、いまもこの風習が受け継がれており、地域の信者らに宗旨を問わず親しまれている。
 法要では、続々と訪れた参拝者が阿弥陀如来像が安置された本堂で住職らの読経を聞きながら、熱心に祈りを捧げていた。

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