ニホンジカ54頭を捕獲
本宮や古座川など6地区で
夜間銃猟

 ニホンジカの夜間銃猟で計54頭が捕獲されたことが和歌山県農業環境・鳥獣害対策室のまとめで分かった。2月14日から3月24日にかけて県内6地区で取り組み、このうち田辺市本宮町三越地区では10頭、古座川町池野山地区で15頭を捕獲した。
 同室によると県内のニホンジカの生息数は約5万4000頭と推定され、農林業や自然生態系に深刻な影響を及ぼしている。このため、年間1万7000頭以上を捕獲して生息数の減少を目指しているが、27年度の捕獲数は約1万3850頭で目標を下回り、さらなる捕獲の強化が急務となっている。
 このことから県は昨年に引き続き、シカの警戒心が低くなる夜間に猟をすることとし、一般社団法人和歌山県猟友会に委託。本宮町三越地区を含む田辺市内3地区、古座川町、日高町、紀美野町各1地区で、餌づけで弾止めのある場所にシカを誘い出し、安全講習を受け技術試験に合格した射手が捕獲にあたった。昨年は3地区で計14回出猟し捕獲は6頭だった。
 同室によると今年は餌場を増やしたほか終了時刻も延長した結果、目標の120頭には及ばなかったものの、捕獲頭数が大幅に増加した。同室は「夜間に行う銃猟は、効率性向上や従来の事業との重複を回避しつつ新たな捕獲機会を得るという観点からも有効。これまでの取り組みを検証し、平成29年度も実施予定」としている。
 シカ、イノシシ、サルによる獣害が著しいことから、県がこのほど定めた「第12次鳥獣保護管理事業計画」では、被害目的での捕獲ができる許可日数を3か月以内から6か月以内に拡大。また、第2種特定鳥獣管理計画ではニホンジカの生息数を2023年度までに2011年度と比較して半減させることを目標に掲げている。

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