意識を高め災害に備える
児童ら地区を歩きマップ作り

防災に役立つものを調べた 紀宝町教育委員会と町立成川小学校は14日、本年度最後の「紀宝町学校防災研修会」を同校と周辺地区内で行った。4年生から6年生までの31人が、学校防災アドバイザーで三重大学准教授の川口淳さんの指導でタウンウオッチングし、防災マップを作った。
 同研修会は、町教育委員会が取り組んでいる防災教育事業で、自分たちの住む街にある危険性を知り、避けるためにはどうしたらよいのかを調べることで、防災意識を高めることが目的。
 川口准教授は「皆さんは電車などに乗るときに車内が揺れることを知っている。しかし、地震の場合は普段、地面が揺れると思っていないから怖い」と話し、地震で建物が倒壊する実験の映像を見せ、耐震性の重要性に触れた。
 川口准教授はタウンウオッチングの主旨や目的について説明。「歩きながら町の特徴を確認し、実際に地震が起きたらどうするかをイメージしてほしい」と話し、「地震では落ちてくる物、倒れてくる物、移動してくる物の3つが危険。なるべくそれらがない所に逃げ、身を低くして安全確保してください」と指導した。
 児童は7班に分かれて地図記入係やデジタルカメラ撮影係など役割を決めて出発。学校周辺を歩きながら、皆で相談し合い、避難路の看板や屋根の瓦、消火栓など各所を確認して、地震発生時に危険な場所や物は赤、火を消すための道具などは青、商店や公衆電話・避難場所など役に立つところには緑の印を付け、写真を撮影した。
 タウンウオッチング終了後は昼食をはさみ、児童は協力してマップを作り、完成したマップをもとに実際に地震が発生した際にはどうすればよいかなど各班が発表した。
 前川潮美校長は「子どもたちにとって歩きなれたところだが、アドバイスしていただくことでいろいろなことに気づき、知ることができる。見方も変わるので今後に生かしてもらえると思う」と語った。

タウンウオッチングの要点を教わる児童

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