東大研究機関と協定締結
海洋教育の促進拠点に
那智勝浦・串本両町教委

東大研究機関と協定締結 串本町役場古座分庁舎で15日、那智勝浦町と串本町の両教育委員会と東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センター(RCME)が教育促進拠点としての連携に関する協定を結んだ。今後は海洋教育の実施と普及を通じ、郷土への理解や愛着を深めることを目的に、両町教委とRCMEが共同で研究と実践を行っていく。
 RCMEは、平成22年に開設以降、海洋に関する最新の知見を生かした学校教育カリキュラムの研究開発や人材育成を行っている。これまで全国の23の自治体や教委、学校と連携協定を結んでおり、地域の特性に準じた海洋教育の促進に力を入れている。
 また、両町の下里小学校と宇久井中学校(那智勝浦町)、橋杭小学校(串本町)は平成27年度から5年間、文部科学省の教育課程特例校として指定を受けており、独自の海洋教育の計画と実践を進めている。今後は3校を中心に、RCMEからの出前講座やカリキュラムの共同開発を行っていく予定だ。
 協定の締結式では、那智勝浦町教委の森崇教育長と串本町教委の野呂正人教育長、RCMEの日置光久特任教授が協定書に署名・押印。野呂教育長は「海で育って、海で発展してきた両町の歴史や文化を伝え、豊かな自然に子どもたちが関心を持ってくれるようになれば」と述べ、森教育長は「3者が連携を深め、海を知る、守る、利用するというさまざまな観点から教育を進めていきたい」と語り、ともに協定への期待を寄せた。
 式後には3校が現在行っている教育実践を発表し、RCMEとの意見交換を行った。橋杭小は潮の満ち引きの観察や橋杭岩の調査、下里小はウミガメのふ化と放流活動、宇久井中は大敷網の見学など、現在行っている海洋教育を報告。
 日置特任教授は「自然に触れる活動が行われており、素晴らしい。海は教材の宝庫。そこからどのように考えていくかということを、これからわれわれと考えていけたら」とコメントし、展望を語った。

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