上り子下山後、奉幣神事
神倉から阿須賀、速玉へ

阿須賀神社に向かう一行 神倉神社例大祭「お燈祭り」は奉幣(ほうへい)神事で締めくくられた。全ての上り子が降りた午後9時過ぎから斎行(さいこう)され、熊野速玉大社の神職、飛竜山神州院(ひりゅうざんじんしゅういん)の行者、神倉青年団らの介釈による奉幣行列が市内を歩き、阿須賀神社と熊野速玉大社に幣を納めた。
 「神の降臨の再現」といわれる神事で、神の依代(よりしろ)とされる幣をヒノキに付けて三つ用意し、夕刻に同大社から捧持(ほうじ)して準備。最初の一つは神倉山頂で行われた神事後に神倉神社に納められた。
 残りの二つの幣を神職が捧持し、行者のほら貝の音を合図に行列が出発。阿須賀神社に一行が到着すると速玉大社の上野顯宮司が、本殿前で捧持した幣を左・右・左と動かした後、正座して3度拝礼し、幣を納めた。
 その後、神職、行者は静けさを取り戻した街中を進み、同大社へ到着。阿須賀神社と同様に幣を納めた。
 上野宮司は「国の重要無形民俗文化財に指定されて初めての記念すべきお祭り。心配された天気は、幸いにも午後8時ごろには月がごとびき岩の真上にある情景となった。本当にありがたく、すばらしい祭りとなった」と振り返った。また、「今年はイギリスのテレビ局BBCが日本の祭りの代表としてお燈祭りを選び取材してくれたことは非常にありがたい。早くから撮影クルーが入り、真摯(しんし)な態度で祭りを受け止めてくれた。ヨーロッパに発信されるのは大きな意義がある」と話した。

速玉大社で幣を納める上野宮司

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