新年前にしめ縄張り替え
「感応の雨」のなか神事

増水していたため銚子口の手前にしめ縄を仮設した 新年を前に、那智勝浦町那智山の熊野那智大社で27日、落差133メートルの那智の滝の銚子口で「御瀧注連縄(しめなわ)張替式」があった。

 大注連縄の張り替えは、新年を前にした12月27日と、例大祭「那智の扇祭り」(7月14日)の直前の9日の、年に2回行われている。
 白装束にえぼし姿の神職らは午前9時30分に本社拝殿で「大注連縄張替式奉告祭」を行った後、約2キロの山道を登り、約30分かけて滝の上に到着。川に入る前に祈祷(きとう)して神事を斎行した。
 今回の張り替えは当日未明からの大雨で、普段より川の水量が多くなったことから、安全を考えて銚子口の約30メートル手前に仮設し、いったん神事を完了。水量が減り落ち着いてきたタイミングを見計らって、神職らが本来の場所の銚子口の古いしめ縄を外し、長さ3メートルの布垂れ4本を等間隔に付けた新しいしめ縄に張り替えた。しめ縄の長さはおよそ26メートルで重さ約4キロのさらし木綿をより合わせて作られている。
 那智大社では、仮設の授与所の設置など、本社でも初詣の参拝者らを迎え入れる準備が進められている。また、那智の滝と那智山青岸渡寺の三重塔は大晦日から元旦にかけてライトアップされ、県内外から多くの参拝者を迎える。
 男成洋三宮司は「なんとか張り替えることができた。しめ縄を張り替えるわれわれの気持ちが通じた、感応の雨と思うとありがたいことと思う」とコメントした。

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