「伝統を守っていく」
町無形民俗文化財に
阿田和の獅子舞

阿田和交流会の皆さん 御浜町教育委員会は今月12日付で「阿田和の獅子舞」を御浜町無形民俗文化財に指定し20日、役場3階で指定書授与式を行った。歴史ある伝統を受け継ぎ、活躍する阿田和交流会(会員30人)の松本有希(なおき)会長が、生駒亮哉教育長から指定書を手渡され、今後の決意などを語った。
 同獅子舞は、江戸時代中期から現在まで伝承され200年以上の歴史があるといわれている。今もなお地域の伝統行事として住民から親しまれ、歴史的価値や文化財的価値が高い。また、大畑覚町長の掲げる6策の「教育の充実」の一つである地域の文化や伝統を継承・発展させる取り組みに貢献し、高齢者や若者の交流を促進している理由から文化財に指定された。これまでの文化財は、尾呂志地区の「上野の大杉」や「市木一里塚」など38種の天然記念物や有形文化財だった。今回39番目で、無形民俗文化財指定は初めて。
 生駒教育長は「皆さまには、これから御浜町の無形文化を背負っていく台風の目になっていただきたい。これまでの血のにじむような練習や額に汗する演技は見るたびに感動を覚えた。本当に素晴らしい文化を継承してくれた」と述べ「町政発足58年の歴史の中で無形文化財は皆さまが初めて。(新宮市の)三輪崎郷土芸能保存会など同じ志の仲間たちと共に古き良き伝統を発展させていってほしい」と語った。
 松本会長は「このたび、無形文化財となり、身が引き締まる思い。一生懸命練習するのはもちろんのこと、皆で一緒に伝統を守っていくという志を強く持ち、頑張っていきたい」と話した。また、「今回を機に笛と太鼓を生音で演奏していくために練習を週1〜2回は現在も実施しているが、来月(10月)からは本格的に取り組んでいく」と抱負を述べ、先輩の協力を得ながら、踊りも元来の古い形に戻していく考えを示した。
 同会は、伝統や文化の継承のために、獅子舞を成人式や祭りなどでの奉納するほか、老人施設などへの慰問や町内小学校での郷土伝統芸能学習の一環として児童たちに披露している。4月の春の阿田和神社例大祭で獅子舞を、8月の盆時期は燈篭焼きでは運営を、10月の秋の阿田和神社例大祭では神輿(みこし)を担当している。11月に開催されるみかん祭りでの獅子舞披露も決定している。

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