地域が祭り一色に
下里・下里天満・高芝
【那智勝浦町】

 那智勝浦町下里の下里神社と天満天神社で18日、例大祭が行われた。下里神社では下里祭典会、天満天神社では天満祭典会がそれぞれ日ごろの加護に感謝し、氏子の繁栄や安泰など祈って獅子舞を奉納。また、前日の17日には高芝区民会館前で県の無形重要文化財に指定されている「高芝の獅子舞」が披露され、下里地区はにぎやかな週末となった。
 ■下里神社%e4%b8%8b%e9%87%8c%e7%a5%9e%e7%a4%be%e3%81%ae%e7%8d%85%e5%ad%90%e8%88%9e
 下里祭典会の催しでは、太鼓をのせた「獅子舞御輿(みこし)」が午後1時に下里青年研修所を出発。雨が降る中、区内を巡って、国道42号沿いにある下里神社まで巡行した。本宮道中では、神輿が同研修所を中心に、太鼓と笛の囃子で調子を整えて狭い道を練り歩いた。
同神社では幣(へい)や剣、花掛(はながかり)、神明社(しんめいしゃ)、天狗(てんぐ)の舞など、華やかで物語性のある獅子舞が奉納され、大勢の見物客から拍手が起こった。
 クライマックスの天狗(てんぐ)の舞では天狗役の子どもが凛とした演技を見せ、見物客からは惜しみない拍手が送られた。
 ■天満天神社%e4%b8%8b%e9%87%8c%e5%a4%a9%e6%ba%80%e7%a5%9e%e7%a4%be%e3%81%ae%e7%a5%9e%e8%bc%bf
 海岸沿いにある天満天神社では午後5時から、同神社横の区民会館で大勢の人が奉納を見守った。こちらもそれぞれ趣向の異なった9種類の舞を披露。花掛では、大きな花飾りに2度、3度と獅子が向かい、最後に蝶(ちょう)の飾りをくわえて引くと花吹雪が舞い散り、会場からは歓声が上がった。
 長年携わっている湊郁生さん(82)は「今も祭典の屋台の製作などを手伝っています。もっと若い人たちが参加してほしい」と話した。囃子につられて太鼓のたたき手や担ぎ手も代わり、屋台を回すシーンでは伊勢音頭も出てにぎやかに見物客を沸かせていた。
 ■高芝の獅子舞高芝の獅子舞
 昨年、県の無形民俗文化財指定から50年目を迎えた「高芝の獅子舞」は、約270年にわたって旧住吉神社の例大祭で奉納されてきた郷土芸能。現在は社殿がなく、高芝区民会館を舞台に奉納されている勇壮な舞が特徴。全9曲の演目があり、竿先に牡丹を付けた竹に獅子が噛(か)み付く「牡丹獅子」など、他では見られない舞いも披露されるなど、その完成度の高い舞で観客を楽しませた。
 5度目の天狗役で、今回が最後の舞となった西春帆さん(9)は「こんなにお客さんがいるとは思わなかったから少し緊張しました。けど最後にいい踊りができてよかった。ちゃんと自分の力を出しきれました」と、5年間務めあげてきた大役を終えた感想を語った。

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