地区全体の安泰を祈願
雨の中盛大に斎行
【宇久井神社】

宇久井神社例大祭 那智勝浦町宇久井の宇久井神社(男成洋三宮司)の例大祭(亀井二三男祭典委員長)が18日、同神社や宇久井地区各地を舞台に行われた。同例大祭は、宇久井中、宇久井小の生徒らが担ぐ子ども神輿(みこし)を含む2体の神輿が町内を練り歩き、宇久井地区の氏子の家内安全や漁港の豊漁などを祈願するもの。伊勢流と古座流、それぞれ流派の異なる宇久井青年会(柴原寛会長)と秋葉会(亀井敏之会長)が獅子舞を披露し、祭りを活気づけた。
 当時はあいにくの雨模様のなか、午前9時から同神社で神輿に神をうつす儀式などが行われ、午前10時から神輿が出御。午後5時の還御までの間、▽太夫の松▽湊蛭子神社地▽宇久井漁協広場▽宇久井旧蛭子神社地―の4つの御旅所を巡り、各地で獅子神楽や婦人会による踊りなどを奉納した。
 祭りの見せ場の一つである御船では、宇久井中学校の男子生徒約20人が漕(こ)ぎ手として活躍。湊地区から宇久井漁協まで海上を渡る神輿を先導し、その勇壮な姿にギャラリーから大きな声援が飛んだ。両地区における獅子舞の奉納では多くの観客が訪れ、天狗の舞や扇の舞などの子ども神楽に歓声が集まった。また、宇久井保育所の園児によるダンスの披露も行われ、終始和やかな雰囲気で祭典が営まれた。
 亀井祭典委員長は「天気は悪かったが、中学生の神輿や御船も頑張ってくれて、活気あるいい祭りになった。氏子の家内安全、大漁祈願、五穀豊穣を祈り、無事に祭りを行えたことにほっとしています」と祭りを振り返った。

 港町の祭り盛大に 勝浦八幡神社例大祭

 同日には那智勝浦町勝浦の勝浦八幡神社(高橋正樹宮司)でも例大祭(片谷匡祭典委員長)が開催され、港町勝浦の町中は一日中祭りの熱気に包まれた。
 海の神様を祀(まつ)り、海上安全や大漁、港の安全などが祈願される同例大祭。午前10時からは関係者が列席して式典が開始。神事が厳かに斎行(さいこう)された。午後0時30分からは渡御祭式典が行われ、奉納行事では餅つき、徒士山伏、獅子神楽、子供手踊、舟謡(うたしらべ)が舟謡保存会の音頭で盛大に行われた。
 その後は神輿の行列が町内を巡回。それぞれに意匠の異なった格好で練り歩き、愛らしい子供神輿や子供手踊りは観客を楽しませた。徒士山伏のホラ貝や獅子神楽屋形の囃子が町内に響きわたる中、祭りは盛り上がりを見せ、行列はにぎやかに町内を巡った。
 午後5時半頃からは、勝浦漁協内のいざかた船溜で、祭りの最大の見せ場となる神輿海中神事が行われた。5つの船(愛友会舟・商工会舟・黄組舟・赤組舟・白組舟)が港内をまわる櫂伝馬では、地域の若衆らが、声を上げながら舟を漕ぐ勇壮な姿で観客を楽しませた。そして、神輿が海中に入る神事で祭りのボルテージは最高潮に。祭りの見物人に加え、宿に向かう観光客らも足を止めてその迫力のある様子に見入り、喝さいを送った。
 片谷祭典委員長は、「台風が近づくなか、無事に執り行えたことをありがたく思います。10月から漁協が新体制で出発しますが、この伝統と誇りある祭りをぜひとも継承していきたいと思っています」とコメントした。

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