「大きく育ってほしい」
井田海岸で子ガメを放流

%e7%9a%86%e3%81%8c%e6%b5%b7%e3%81%ab%e5%85%a5%e3%82%8b%e3%81%be%e3%81%a7%e8%a6%8b%e5%ae%88%e3%81%a3%e3%81%9f 紀宝町の井田海岸で今シーズン産卵したアカウミガメの卵が8日に無事ふ化したため、紀宝町・同町ウミガメ保護監視員(萩野進也代表)・道の駅紀宝町ウミガメ公園の飼育員などが協力し16日、町立井田小学校6年生児童(今回18人参加)による子ガメの放流会が実施された。子ガメの姿を一目見ようと、放流会には多くの見物人が集まり、懸命に海へと向かう子ガメたちを見守った。
 今回放流した子ガメは、今年7月25日に同海岸で2度目の産卵でふ化したもの。最初の産卵分(7月8日)は井田小で保護していたが、ふ化予定日を過ぎても予兆がないため、掘り起こし卵を確認したところ、残念ながら全てが無精卵であることがわかった。2度目の産卵の分は、台風10号の高波の影響などを考慮し、ウミガメ公園へ移動。今月8日に27匹のふ化が確認され、今回、24匹の放流に至った。
 同校の6年生児童は、優しく子ガメを手に乗せ、思い思いに海へと放った。小さな体で海へと向かう姿に児童や見物人たちは「頑張れ」などと声援を送り、皆で子ガメの無事を祈った。生駒健二くんは「小さくてかわいい。放流をずっと楽しみにしていた。無事に大きく育ってほしい」と語り、同校の吉川佳男校長は「一度目の卵は非常に残念だったが、今回も放流に立ち会うことができた。旅立つ命を心から応援する児童たちの姿を見て、皆の成長を感じた。本当に良い経験」と話した。
 また、今月から飼育員として勤務する岡㟢鮎美さんは「大きいカメは今までも接してきた経験はあるが、子ガメの放流ははじめて」と話し、波で戻される子ガメたちの海までの道のりをサポートした。
 萩野代表は「放流の歴史は長く、約25年以上続いている。今回は3年ぶりの放流ができてよかった」と述べ「毎年やっているが、子どもたちの豊かな感受性やウミガメに対する思いが大変うれしい。6年生児童にとって良い思い出になってほしい」と語った。全ての子ガメたちが海に入ったのを確認し、最後は全員で「バイバイ」と大きな声で別れを告げ、手を振った。

%e5%ad%90%e3%82%ac%e3%83%a1%e3%82%92%e6%8c%81%e3%81%a4%e5%85%90%e7%ab%a5%e3%81%9f%e3%81%a1

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

新聞広告ガイド

名刺印刷承り中

ページ上部へ戻る