高見澤選手(紀宝出身)リオ五輪へ
女子3000メートル障害で優勝
陸上日本選手権

高見澤安珠選手 リオデジャネイロ五輪の最終代表選考会を兼ねた陸上の日本選手権の第2日が25日、愛知県名古屋市のパロマ瑞穂スタジアムで行われ、女子3000メートル障害に出場した紀宝町出身の高見澤安珠(たかみざわ・あんじゅ)選手(20)=松山大3年=が参加標準記録を突破して優勝し、初の五輪代表を決めた。
 レース終盤、高見澤選手は障害を越えたところでバランスを崩し転倒したが、「ここで弱気になればリオ五輪はない」と前を追い、トップを走っていたライバル選手を最終コーナー付近でとらえると、最後の力を振り絞ってゴール。9分44秒22は大会新で、派遣標準記録を0秒78上回った。
 レース翌日、本紙の取材に高見澤選手は「ゴールしてからタイムが出るまでの間はドキドキしたけど、五輪出場が決まり、これまでやってきた厳しい練習が報われてうれしかった」とレース直後の気持ちを振り返った。リオ五輪での目標については「(2020年の)東京五輪で入賞するために世界の選手とどこまで戦えるのか、自分を試すようなレースができれば。本番まであと1か月半、まだまだ強くなれると思うので、決勝に残れるよう精いっぱい練習したい」と意気込みを語った。
 レースを観戦した母の千恵子さんは、転倒した後の最後の1周で懸命に前を追う高見澤選手に声を張り上げて応援。「驚いたというのが正直な気持ち」と直後の心境を語り、「本人と会ったときは熱いものが込みあげてきて、抱きしめてあげました。これからも心と体のバランスを大切に、楽しんで走る姿を応援したい」と語った。
 高見澤選手は紀宝町立神内小、同矢渕中を卒業後、津商高を経て松山大に進学。高校では800メートルを専門としていたが、大学では3000メートル障害へ転向し、昨年の日本選手権を初出場で制した。
 中学時代の恩師で熊野市立飛鳥中学校教諭の桝本善応さんは「会場でレースを見ていたが、ゴールした瞬間は体が震えるほど感動した。本人には『おめでとう』と伝え喜びを分かち合った。リオ五輪では楽しく元気に走ってもらえれば」と話した。

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