熊野那智大社
拝殿改修工事が完了
塗装や屋根のふき替え

 熊野那智大社の境内施設整備事業のうち、拝殿とそれに接する授与所や処務室の改修工事が終わり、その竣工奉告祭が19日、同大社であった。同大社の男成洋三宮司をはじめ役員、県職員、町職員、工事関係者など23人が参列。ともに完成を祝った。
 工事は、同大社の創建1700年記念事業として、平成29年11月に着工。和歌山県文化財センターが事業管理を行った。当初は拝殿の雨漏り修理だけの予定だったが、各所に痛みが見つかり、整備か所が増えた。具体的な内容は、雨漏りで腐った構造材の修復のほか、拝殿、授与所、処務室を覆う屋根の銅板を全面ふき替え。内外の柱や壁面を、朱色や白色で塗り直した。
 拝殿の奥にある扉は、開かない状態になっていたのを修復。側面の窓もふさいでいた壁を取り払い、光が入るようにした。電気配線は引き直し、照明はLED化、合わせて空調設備も整えた。授与所の屋根は軒先のせり出しを増やし、雨の吹き込みを防いでいる。奉告祭後に男成宮司は「約1年半をかけた改修が終わり、無事竣工となった。皆さんの協力に感謝申し上げる」と述べた。
 また、同センター職員が、今回の工事や調査で判明したこととして、同大社拝殿は昭和16年に上棟されたこと。昭和36年に屋根が銅板になっており、それ以前は檜皮葺(ひわだぶき)だったと思われること。以後何度も増築や改修が行われていることなどを明かした。
 なお、同大社ではこれ以外にも、鳥居、宝物殿、長生殿、手水舎での塗装や屋根ふき替えなどの工事が、現在も進んでいる。那智の滝前の祈願所でも、今後の工事を予定しているという。

工事が完了した熊野那智大社

工事が完了した熊野那智大社

扉や窓を修復して明るくなった

扉や窓を修復して明るくなった

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