70歳以上の相談最多
新宮・東牟婁地域 消費生活相談窓口
架空請求や個人情報盗む行為

 新宮市は15日、東牟婁郡の4町1村と連携し、詐欺や悪質商法などの消費生活相談を受け付ける「新宮・東牟婁地域消費生活相談窓口」の平成30年度中の相談件数や事例をまとめた。29年度同様、架空請求やフィッシング行為(個人情報を盗む目的の行為)など詐欺のような事例が多数を占めていた。

 相談窓口は、新宮市、那智勝浦町、太地町、古座川町、串本町、北山村が連携し平成29年7月に設置した。新宮市商工観光課内で対応している。開設時間は午前9時から午後4時まで(土日祝日と年末年始を除く)。電話番号は①「188」(イヤヤ)消費者ホットライン②「0735・29・7176」。
 30年度中の相談件数は209件で、窓口受付が53件、電話受付が153件、文書受付が3件だった。
 年代別には70歳以上が最多の54件で、次いで60代の41件、50代と40代の35件と続いた。市町村別の件数内訳や処理結果などは下記参照。
 主な相談内容は次の通り。
【1位=運輸・通信サービス/62件】
▷安くなると言われて電話・ネット回線を変更したが安くなっていない。大手電話会社からと思わせて消費者が気付かないうちに他業者に契約が移行した電話・ネット回線。解約を申し出ると多額の違約金を請求された(店舗や事業所への勧誘も多し)。
▷宅配業者をかたった個人情報を盗む目的の再配達メール。
▷簡単に稼げる・月々最低1万円などの広告を見て登録した。参加料、さらに儲(もう)かるコースへの登録など、何十万もの支払いをしたがそれ以上の利益があると勧誘された。しかし全く儲からない。苦情を伝えようにも事業者と連絡が取れない。
▷大手ネット通販会社の会員登録料未納との架空請求メール。
【2位=商品一般/47件】
▷消費料金未納との訴訟通告書のはがき
▷公的機関をかたり高齢者宅へ電話をかけ「一人暮らしか」などと訪ね、再度警察などをかたり電話をかけ、個人情報が漏(も)れているので削除する手続きをすると、最終的には金銭を要求する劇場型の手口。
【3位=教養娯楽品/17件】
▷通常よりもかなり安く売られている商品をネットで見つけ注文した。代金を振り込んだが商品が届かない。事業者とは連絡不能。
▷注文した覚えのない商品が大手ネット通販サイトから届いた。サイトに問い合わせると見知らぬ者のアカウントからの注文であった。
【3位=食料品/17件】
▷お試し価格で注文した化粧品。翌月同じ商品が届き金額も高額である。定期購入となっているとは気付かなかった。4回終了後でないと解約できないと記載している。事業者に電話してもなかなかつながらない。
▷高齢の母親が電話勧誘により高額な健康食品を契約していた。1週間のうちに大量に送られてきている。
【5位=金融・保険サービス/12件】
▷葬儀費用の積み立てと思っていたものが、掛け捨ての保険契約となっていた。
▷ネット銀行の講座の個人情報を盗まれ出金された。
【6位=土地・建物・設備/10件】
▷給湯機関連の契約トラブル(大手電力会社を騙る、不必要な点検をし部品を取り換える訪問販売事業者)。

平成30年度 市町村別件数と概要(表)

平成30年度 市町村別件数と概要(表)

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